大阪市天王寺区で不動産の売却を検討する際に気になるのが売却相場でしょう。売却相場を把握することで、適切な価格で不動産を売却できます。
一方、相場を把握しないで不動産を売却しようとすると、不動産会社に安く買い叩かれてしまう可能性があるため注意が必要です。不動産売却は高額な金額になるからこそ、後悔したくないはず。
そこでこの記事では、大阪市天王寺区の不動産売却の相場と不動産を高値で売却する方法について解説します。高値で不動産を売却するためにも、この記事をチェックしてみてください。
大阪府の不動産の売却相場とは?
土地DATAによると、2023年の大阪府の平均坪単価は105万4,516円、1㎡あたり31万8,991円となっています。全国で見ると、東京都に次ぐ2番目の高さで、土地の価格も一昨年に比べて上昇しています。
ただし、大阪府で土地の価格が高いのは都市部です。都市部から遠くなると土地の価格は安くなっていきます。
大阪市天王寺区の不動産売却相場
ここでは、大阪市天王寺区の不動産売却相場を紹介します。紹介するのは以下3つです。
それぞれの売却相場を把握して、売りたい不動産の参考にしてみてください。
大阪市天王寺区の土地売却相場
2022年と2023年の土地の売却相場は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
土地の売却相場 | 6,280万円 |
1㎡の単価相場 | 80.2万円(中央値) |
土地面積 | 84㎡(中央値) |
最寄駅から徒歩10分圏内の土地を中心に売却がされています。玉造駅や上本町駅、鶴橋駅の周辺の土地は人気があり高く売れやすいです。3つの駅周辺で土地面積が100㎡を超えてくると、売却価格が1億円を超える場合もあります。
大阪市天王寺区の戸建て売却相場
2022年と2023年に天王寺区で売却された戸建ての売却価格の相場は、以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
戸建ての売却価格相場 | 6,080万円 |
建物の面積 | 102㎡(中央値) |
土地の面積 | 61㎡(中央値) |
築年数 | 32年(中央値) |
戸建ては築年数が30年以上の売却が半数以上を占めます。建物自体の価値はほとんどなく、土地の価格が売却価格に反映されていると考えるべきでしょう。
大阪市天王寺区のマンション売却相場
2022年から2024年の天王寺区のマンションの売却相場は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
マンションの売却相場 | 4,080万円 |
専有面積 | 67㎡(中央値) |
築年数 | 23年(中央値) |
マンションの間取りは2LDKや3LDKの人気が高い傾向にあります。築年数は10年以内が高額で売却され、30年を超えるマンションは取引件数が最も多いです。マンションも土地や戸建てと同じく徒歩10分圏内に人気が集中しています。
今後の大阪市天王寺区の不動産売却相場
天王寺区は大阪の中心地である梅田や難波にも出やすく、閑静な住宅街も多いことから資産性の高いエリアです。国土交通省の地価公示によると、大阪市天王寺区の土地価格は、2018年から緩やかに上昇し続けています。
今後も不動産の価格は上昇すると考えられます。特に、上本町駅や玉造駅の周辺は地価の上昇が著しいため、今後も売却相場は高くなる可能性が高いと言えるでしょう。
大阪市天王寺区で不動産を高値で売却する方法
大阪市天王寺区で不動産を高値で売却する方法は以下5つです。
それぞれの方法を把握して、不動産売却で損をしないようにしましょう。
適切な不動産会社を選ぶ
天王寺区には不動産会社が多くあります。不動産会社によって販売価格の決め方は違います。たとえば、A社は4,000万円の販売価格を提示、B社は4,500万円を提示するようなパターンが多いです。
不動産会社が買い手候補の目星をつけている場合は、販売価格を高く設定してくれることもあります。複数社を訪れて、販売価格の比較をしてみてください。
不動産相場を把握しておく
売却する不動産周辺の売却相場を把握しておくことも重要です。売却相場を把握していないと、悪徳な不動産業者に安く買い取られてしまう可能性があります。
相場を知っておくことで、優良な不動産会社に仲介を依頼できます。不動産売却の相場はインターネットで調べることが可能です。最新の売却相場をチェックして、損する売却を防ぎましょう。
売却のスケジュールには余裕を持つ
不動産売却のスケジュールには余裕を持つようにしましょう。不動産売却のスケジュールに余裕がないと、相場より安く販売して売却するしかありません。場合によっては、不動産会社に安く買い叩かれる可能性もあります。
したがって、不動産を売却する際は必ずスケジュールに余裕を持つようにしてください。時間をかけても売れない場合のみ、値下げをするのが高値で販売する方法です。
売却のタイミングを見極める
タイミングを見極めた上で不動産の売却をしましょう。不動産は社会情勢で価格が変動します。たとえば、コロナウイルスが流行った際はリモートワークが主流になり、海の近くが人気で海沿い地域の地価が上がりました。
また、金利が低くなると不動産を購入する人が増えます。そのため、高値で売却ができる可能性が高まります。社会情勢や金利をチェックして、タイミングを見極めると高値で不動産を売却できるでしょう。
最適な媒介契約を結ぶ
不動産会社と結ぶ契約条件も重要です。不動産を売却する際に結べる契約条件は以下の3つが挙げられます。
- 一般媒介契約
- 専任媒介契約
- 専属専任媒介契約
上記3つの契約のそれぞれの違いは以下です。
契約の種類 | 専属専任媒介契約 | 専任媒介契約 | 一般媒介契約 |
---|---|---|---|
複数の不動産会社と契約できるか | 契約は1社のみ | 契約は1社のみ | 同時に複数社と契約ができる |
自分で買い手を見つけてもいいか | 自分で買い手を見つけても契約した不動産会社の仲介が必要 | 不動産会社の仲介なしで販売ができる | 不動産会社の仲介なしで販売ができる |
契約期間 | 最長3ヶ月 | 最長3ヶ月 | 規定なし(行政指導に従い3ヶ月が多い) |
レインズへの登録が必要か | 契約から5日以内に登録 | 契約から7日以内に登録 | 登録義務はなし |
販売状況の報告 | 7日に1回必要 | 14日に1回以上必要 | 報告義務はなし |
専属専任媒介契約には縛りがありますが、優先的に買い手を見つけてくれます。一方、一般媒介契約は複数社の不動産会社と契約ができますが、買い手探しは後回しにされる可能性が高いです。
売却スケジュールに余裕がある場合は、一般媒介契約でもいいでしょう。スケジュールに余裕がない場合は、専属専任媒介契約で買い手をすぐに見つけてもらうのが最適です。
大阪市天王寺区で不動産を高値で売却するポイント
ここからは、大阪市天王寺区で不動産を高値で売却するポイントを、3つにまとめて解説します。
価格を多少高めに設定する
価格を多少高めに設定することは、大阪市天王寺区で不動産を高値で売却するポイントの1つです。
不動産を売却をする場合は、価格交渉を行うことが数多くあります。特に、大阪では価格交渉を行うのは一般的なことです。もし、希望価格で販売すると、買い手との価格交渉で売却価格が下がり、希望する金額で売れないこともあります。
価格交渉の相場は販売価格の5%とも言われているため、3000万円の物件では90万円くらいの値下げ交渉をする買い手がいる可能性があることを考慮する必要があるでしょう。
そのため、価格交渉を行うことを前提に希望価格よりも多少高めの販売価格で売り出すと高値で売却しやすくなります。
物件のメンテナンスを行う
物件のメンテナンスを行うことも、大阪市天王寺区で不動産を高値で売却するポイントの1つです。
物件の使用状況が良いと判断されると、多少高い物件価格でも買い手が購入する可能性が高まります。
特に、水回りやキッチンのメンテナンスや清掃は重要です。水回りでは水垢やカビをきれいに落とし、使用状況が良い印象を与えましょう。キッチンも同様に、換気扇コンロなど油汚れがあれば、除去するのが賢明です。
物件を高値で売却するにはメンテナンスや清掃を行い、清潔感といった良い印象を与えることが欠かせません。
内覧時はていねいな対応をする
内覧時はていねいな対応をすることも、大阪市天王寺区で不動産を高値で売却するポイントの1つです。
物件売却時は買い手との関わりが欠かせません。買い手に良い印象を与えれば、多少高い価格でも売れやすくなるため、内覧時にていねいな対応をするのが賢明です。
大阪では知らない人ともすぐに打ち明けられる人が多いものの、内覧時は物件をていねいに確認したい買い手も多いため、必要以上の会話は控えることが欠かせません。
まずは、一通り部屋や水回りなどを案内した後に、再度確認したい箇所を尋ねて詳細に説明して回ることをおすすめします。
また、ベランダに案内することも有効であるため、外用スリッパを忘れずに準備しましょう。
大阪市天王寺区で不動産売却後の注意点
ここからは、大阪市天王寺区で不動産売却後の注意点を、3つにまとめて紹介します。
決済後に登記手続きをする
決済後に登記手続きをすることは、大阪天王寺で不動産売却後に注意する点の1つです。
決済とは、売買契約書に記載されている期日までに物件の代金を支払うことを指します。
物件の売却代金を全額受領しなければ、物件の登記手続き(所有者の名義変更)を始められません。もし、売主に住宅ローンの残金があれば、完済したのちに抵当権抹消の手続きも必要だからです。
大阪では必要な手続きをテキパキと進めがちであるものの、行うべき順番を守らなければ手間と時間がかかるため、手続き順に注意を払わなければなりません。
翌年に確定申告を行う
翌年に確定申告を行うことも、大阪天王寺で不動産売却後に注意する点の1つです。
物件売却を行うと、納税しなければならない場合があります。期間は、物件を売却した年の翌年2月16日~3月15日の間です。
特に注意が必要なのは年明け早々の1月に物件を売却した場合であり、同年の2月から行われる確定申告の期間ではありません。
もちろん、12月の物件売却であれば翌年の確定申告を行う必要があります。12月と1月では確定申告の年が異なるため、売却月を意識するように気をつけることが不可欠です。
譲渡所得税・住民税の申告と納付をする
譲渡所得税・住民税の申告と納税をすることも、大阪天王寺で不動産売却後に注意する点の1つです。
物件売却を行い、利益が出た場合には譲渡所得税・住民税の申告と納税をしなければなりません。
物件売却額から『不動産会社へ支払う仲介手数料』や『建物の減価償却費(※1)を差し引いた物件の購入価格』を計算し、特別控除(※2)がある場合には含めて算出します。
申告・納税を怠ると追加徴収されることもあるため、申告や納付義務があるのか不安な人は、税理士に相談するのが賢明です。
※1、※2は国税庁のホームページに詳しい記載があるため、参考にしてください。
大阪市天王寺区の不動産売却でおすすめの不動産会社
大阪市天王寺区の不動産売却でおすすめの不動産会社は以下の2社です。
上記2社の特徴を把握して、売却を依頼する不動産会社選びの参考にしてください。
ハウスドゥ 玉造駅前(ホワイトマルベリーホーム)
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | ハウスドゥ 玉造駅前(ホワイトマルベリーホーム) |
所在地 | 大阪府大阪市天王寺区玉造元町2-7 |
設立年月日 | 2019年 |
公式サイト | https://www.whitemulberryhome-baikyaku.com/ |
ハウスドゥ 玉造駅前(ホワイトマルベリーホーム)は、玉造駅前にある不動産会社です。大阪イチやさしいモットーとして営業をしています。
ハウスドゥ 玉造駅前(ホワイトマルベリーホーム)では、不動産の知識に特化したスタッフがぴったりの売却方法を提案してくれます。不動産売却が初めてでも、適切なサポートやアドバイスをしてくれるため安心です。
状況によっては売却希望額よりも高値で売却してくれることもあります。天王寺区で不動産売却を検討している方は、ハウスドゥ 玉造駅前(ホワイトマルベリーホーム)に相談してみてください。
三井のリハウス上本町センター
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 三井のリハウス上本町センター |
所在地 | 大阪府大阪市天王寺区上本町6-9-17 上六日光ビル10F |
設立年月日 | 2017年9月(開設) |
公式サイト | https://www.rehouse.co.jp/store/uehommachi/ |
三井のリハウスは三井不動産リアルティが運営している大手の不動産会社です。大手不動産会社ならではの安心感と信頼性があります。
担当してくれるのは不動産プロ。今までの豊富な取引の経験をもとにして、最新の情報を踏まえながら、最適な提案をしてくれます。
3名のチームで対応してくれるため、いつでも不安や不明な点の相談が可能です。大手の不動産会社に依頼したい方は、三井のリハウス上本町センターを訪れてみてください。
まとめ
本記事では、大阪市天王寺区の不動産売却の相場と不動産を高値で売却する方法について解説しました。
大阪市天王寺区の不動産の売却相場は、年々上がってきています。人気のある地域ということもあり、今後も上がると予想をされています。不動産売却はタイミングと余裕のあるスケジュールが重要です。
高値で売却するために社会情勢や金利の動向を日々チェックしておくようにしましょう。天王寺区で不動産売却を成功させるためにも、この記事をチェックしてみてください。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。